「衛生管理者、難しいって聞くけど、自分は受かるだろうか」
「一度落ちてしまった。次は絶対に決めたい」
そんな不安から、この記事にたどり着いた方が多いと思います。
先に言っておくと、衛生管理者はきちんと準備すれば合格できる試験です。
ただ、働きながら受ける人が多い試験なので、やり方を間違えると時間が足りなくなりやすい。
落ちる人には、共通したパターンがあります。
この記事では、実際に働きながら合格した経験をもとに、
- 落ちる人に共通する5つのパターン
- 合格する人がやっていること
- 独学が向いている人・講座が向いている人
を整理します。
「自分は大丈夫か」のチェックリストとして使ってください。
Contents
先に結論|落ちる人は「頭が悪い」わけではない
最初に、一番大事なことを書いておきます。
衛生管理者に落ちる原因は、能力不足ではありません。
ほぼすべて「勉強の進め方」の問題です。
合格率は第一種で約45%、第二種で約51%(令和4年度)。
数字だけ見ると「2人に1人落ちる試験」ですが、受験者の大半は仕事をしながら勉強する社会人です。
準備不足のまま受験日を迎えてしまう人が、一定数含まれています。
つまり、正しい進め方で準備した人の合格率は、見た目の数字よりずっと高い。
だからこそ、「落ちるパターン」を先に知っておくことに意味があります。
衛生管理者試験に落ちる人の5つの特徴
① 最初から完璧に理解しようとする
テキストを1ページ目から丁寧に読み込み、全部理解してから次へ進もうとするパターンです。
真面目な人ほどハマりやすいのですが、
衛生管理者のテキストは専門用語が多く、最初から完璧を目指すと序盤で止まります。
そして時間切れになる。
1周目は「ざっくり全体を眺める」で十分です。
理解は2周目・3周目で追いつきます。
② 過去問に入るのが遅い
「テキストを完璧にしてから過去問へ」と考えていると、
過去問に触れるのが試験直前になります。
衛生管理者は過去問と似た問題が繰り返し出題される試験です。
過去問こそが最良のテキストと言ってもいいくらいで、
ここへの着手が遅い人は、出題のクセを掴めないまま本番を迎えることになります。
③ 勉強範囲を広げすぎる
テキストを何冊も買う、アプリもサイトも動画も全部使う——
教材を増やすほど安心する気持ちは分かりますが、情報源が増えると知識が混乱します。
教材は「テキスト1冊+過去問」または「講座1つ」で足ります。
絞って繰り返す方が確実に定着します。
④ 勉強時間をまとめて取ろうとする
「週末にまとめて5時間やる」計画は、働きながらの資格勉強で一番崩れやすいパターンです。
平日が空白になると、週末には前回の内容を忘れています。
思い出す作業から始まるので、効率がかなり悪い。
それより、平日に15分でも毎日触れる方が記憶が持ちます。
通勤時間で過去問を数問解くだけでも違います。
⑤ 試験直前に新しい教材へ手を出す
直前期に不安になって、新しい問題集や「予想問題」に手を出すパターンです。
新しい教材は「知らない問題」に出会う確率を上げるので、不安が増えるだけです。
直前期は、今まで使ってきた教材の総復習に徹するのが正解です。
合格する人がやっていること
落ちるパターンの裏返しですが、合格する人の進め方には共通点があります。
① 全体像から入る
最初にテキストをざっと1周して「どんな分野が出るのか」を掴む。
細部の理解は後回しでいい、と割り切っています。
② 早い段階で過去問に入る
基礎を一通り眺めたら、すぐ過去問へ。
「過去問を解く→間違えた部分をテキストで確認する」というサイクルを早く回し始めた人ほど、仕上がりが早いです。
③ 苦手分野を捨てない
衛生管理者の合格基準は「科目ごとに40%以上、かつ全体で60%以上」。
苦手科目を捨てて得意科目でカバーする戦略が使えません。
苦手分野こそ過去問で繰り返し、最低ラインを確保しておく必要があります。
④ 毎日少しでも続ける
1日15分でも毎日触れる。
合格した人に話を聞くと、結局これを挙げる人が一番多いです。
忙しい会社員ほど気をつけたいポイント
ここまで読んで気づいた方もいると思いますが、落ちるパターンの多くは「時間が限られている」ことから生まれます。
完璧主義も、教材の買い足しも、まとめ勉強も、根っこにあるのは「時間がない中でなんとかしたい」という焦りです。
だから、働きながら受験する人にとっての本当の課題は、限られた時間を何に配分するかを最初に決めておくことです。
ここが決まっていれば、途中で不安になっても道を外れにくくなります。勉強スケジュールの組み方は、別の記事で詳しく書いています。
→【衛生管理者 何日で受かる?勉強スケジュール】
独学が向いている人・講座が向いている人
「進め方を全部自分で設計できるか」が、独学か講座かの分かれ目だと思っています。
独学が向いている人
- 資格試験の勉強経験があり、自分のやり方が確立している人
- 試験まで時間に余裕がある人(3ヶ月以上)
- 計画を立てて自走するのが得意な人
講座が向いている人
- 仕事が忙しく、勉強時間を捻出しにくい人
- 「何をどの順でやるか」を考える時間すら惜しい人
- 独学で一度うまくいかなかった人
- 短期間で確実に決めたい人
落ちる理由の一つに「勉強量の見積もりミス」があります。
仕事が忙しい中でテキストだけを進めていると、どこまで進んでいるか分かりにくくなりがちです。
この点は、カリキュラムが組まれている通信講座を使うと管理しやすくなります。
私はアガルートで合格しました
私自身は、独学で始めて、途中でアガルートの通信講座に切り替えました。
「動画でサクッと確認→問題演習」の繰り返しがスキマ時間にはまって、結果的に合格できました。
何より「今日は何をやるか」を考えなくていいのが、働きながらの身には大きかったです。
使ってみて感じたことは、別の記事に詳しく書いています。
→【アガルートで衛生管理者に合格した話(体験談)】
複数の講座を比較して選びたい方は、こちらをどうぞ。
→【衛生管理者のおすすめ講座・教材を比較】(アガルート・ユーキャン含む)
まとめ|完璧よりも、継続
落ちる人の5つのパターンを振り返ると、共通しているのは「完璧を目指して止まる」ことです。
- 完璧に理解してから進もうとして、止まる
- 完璧なテキストを求めて、教材が増える
- 完璧な勉強時間を確保しようとして、平日が空白になる
衛生管理者は、完璧を目指す試験ではありません。6割を確実に取る試験です。
ざっくり全体を掴んで、早めに過去問へ。毎日少しずつ、止めない。
それさえ守れば、働きながらでも十分合格できます。
自分に合ったやり方で、無理なく進めてください。
